世界中の人がみんな
自分よりずっと価値あるように見えるなんて日は
きっと誰にでもあるもの
いうなれば僕らはまるで
宝石箱の中に詰められた石で
それぞれ特別な色や輝きを持ってるけれど

君は誰よりも純粋で
この世に穢れなんかないって言うような目をしてた
素晴らしいものを持っていた、だけど上には上がいて
大事にされるのはいつも ダイアモンドばかりだったね

ずっと探してたんだ
こんな優しいきらめきを
生まれた時から変わらないような顔をして
たとえ世界が泥まみれでも
君だけは本物だと思えるから
誰かの陰でもいいから そのままの君でいて

箱を探る無数の手の中に
君を拾い上げる手はない、“所詮は代用品だ”と
誰かが囁く声
ダイアモンドが一番だなんて
いったいどこの誰が決めたのさ
それよりきれいな石を探しもしないままで

君はいつまでも素直なまま
無垢なその光をいつも放ち続けてた
そのままで十分なのに そのままで輝いてるのに
みんな自分を削りながら ダイアモンドになろうとしてるけど

ずっと探してたんだ
嘘のないまっさらな透明さを
澄み切った水の命を そのままに閉じこめて
たとえ世界が悪意だけに
満ちているとしても 君だけは
光失くさないでほしいから そのままの君でいて

ダイアモンドは美しいけど 削らなければ輝かないんだよ・・・

世界中の人がみんな
同じ石ばかりを好きになるなんてことは
きっとこれからもないはず
三流品の貴石だって、道端に転がる石ころだって
時には誰かを喜ばすことができるから・・・

だから 泣かないで その光消さないで
君が思うよりずっと遠くまで君の光は届いているよ
君の輝きはいつも 僕まで照らして光らせてくれたよ
君は気付いていないかもしれないけど

ずっと探してたんだ
優しくも強い輝きを
君の光を頼りに 僕は歩いてこれた
たとえ世界が濁った暗闇でも
僕は迷わず帰ってこられるから
自分で傷を付けないで そのままの君で・・・

ずっと探してたんだ
どこまでも透き通るきらめきを
その光あるかぎり 何度でも君を見つけ出すよ
君がまた輝ける日まで
今度は僕が君を照らす
持ちうる全ての光捧ぐ、君が君のままでいられるように

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ハーキマーダイアモンド

久々の投稿。
ハーキマーダイアモンドとは、特殊な条件でできた水晶の一種です。普通の水晶より透明で美しく、まるでダイアモンドそっくりな外観ですが、中身は水晶と変わりないので、価値はだいぶ違うだろう・・・というようなところから、「素晴らしいものを持っているけど、いまいち注目されない君」と、「それを見守る普通以下の僕」的なストーリーで書きました。

ダイヤモンドの原石って、磨く前はあんなに光らないし、しかも磨いたあと、元のものよりだいぶ小さくなってしまうんだそうです。
磨けば光るってことは、ある意味では自分を偽るってことですよね。

閲覧数:120

投稿日:2013/08/21 14:37:30

文字数:928文字

カテゴリ:歌詞

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