ねぇ、ほら、
予報が外れたんだ。
いけ好かないことばかりだ。
どうだろう?
塞ぎ込んでいるんだ。
湿った掛け布団で寝よう。

ボクの心を、

アレキサンドライトのような、
恋に落ちたときのような、
雲一つもない空を見たときのような、
幼子の瞳の奥のような、
作り笑いする大人のような、

綺麗なものにしたい。

ねぇ、もう、ちょっと休みたいな。
別に悪くはないだろう?
「そうだろう」
って言い聞かせるんだ。
いつも通りの天井が見えた。

精巧なガラス細工のような、
切る前のホールケーキのような、
懐古する若かりし日の日常ような、
弱いヒトに手を差し出せるような、
自分を深く愛せる人のような、

綺麗なものがほしい。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

「綺麗なもの」諱峻輔【歌詞】

諱峻輔のオリジナル楽曲「綺麗なもの」の歌詞です。 

閲覧数:75

投稿日:2021/08/23 22:19:43

文字数:310文字

カテゴリ:歌詞

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