"「それは、赦されざる恋に溺れた天使と人間の物語―――」"


悪夢【nightmare】から目を醒ます
両腕には荊の手錠
皮膚に喰い込む棘 滲み出す紅【scarlet】
感覚はまだ麻痺したまま


閉じられた匣(世界)の中
神の言葉を待つその背中に
突き刺さる月の光 優しい風の音
少年は今何を見ている?


"「愛してしまいました。
深く深く、……どうしようもなく愛してしまったのです。」"


交わるたびに刻まれる
罪の刻印 禁忌を犯した証
あとには戻れないことを知った夜


"罪を贖え愚かなる我が子よ!"


贖罪。神は天使に告げた
愛した者をその手で殺せと
差し出された短剣 空に翳し
天使は今何を思う


「お前が俺の大切な人と…赦さない、赦さない!」

「やめて!だめ!ああああああああ!!」


断罪。飛散するは人間の血
転がる身体にもう息はない
絶望に暮れ その手に銃を握り
「さようなら、みなさま、ごめんなさい」と
終幕を告げる銃声が鳴り渡る


贖罪の鎮魂歌-レクイエム-

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

贖罪の鎮魂歌-レクイエム-


ボカロっぽくない歌詞にあえて挑戦してみたつもり。

"愛"の交錯をテーマにしたかったんだけどどうだろう。

納得いかなかったら改変する可能性あります。

閲覧数:68

投稿日:2014/02/22 17:14:27

文字数:452文字

カテゴリ:歌詞

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