咲き 散り 咲き 散り 咲き 散り 咲き 散り

春に互いの手を取りあって
夏には一緒になり溶けている
秋のある日色付いて 冬が明ければ
地面に染みていく

巡る季節はとても綺麗で
僕らに勘違いする時間をね
くれる けれども時々 とても残酷さ
忘れてくんだもの

産まれた命はその両手に
真っ赤なリンゴを抱いて出て来るの
小さな口でそれ頬張り
幸せを覚えるの

土に埋めたリンゴの種は芽を出して
木に成り実が出来て誰かがまた頬張る
そしてまた芽が出て繰り返していって
それが僕らが生きた道になる


花の彫刻家が作り出す
螺旋階段を駆け抜けてく
一本道を案内するの 白いウサギが
お尻を振り跳ねる

目が回っちゃうけれど楽しいね
僕らは何もかもは知らなくて
だから目に見える何もかも
楽しくて仕方ない

先を走る大きな人影がこっちを
見て口から漏らす嫌味な笑い声
だけどそんなもの工事の騒音と同じ
何も響きはしないんだ


あいつらは僕らより大人で色んなことを知っているけど
あいつらが忘れたことを覚えてる
覚えてるんだ 真っ赤なリンゴ 甘みと形 新芽の緑 初めての果実 それをもぎ取り 頬張る彼女 その顔 声 笑み
僕らは覚えてる

今がいつか 過去になり思い出になる
そして最後になれば無かったことになる?
そうなのかもね けれど大切なものは
残るよ 永遠に

繰り返した1秒と1秒と1秒
同じ長さだけど何もかもが違う
その上をね ひたすら走ってく僕らは
大切なものを握り締める

絶対に落としたりしないように

絶対に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

巡ってゆく。

人様の楽曲で書いた詩。

閲覧数:220

投稿日:2014/11/16 05:23:43

文字数:663文字

カテゴリ:歌詞

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