A

窓の桟
積もる埃を 吹いた ああ
月の光が こんなにも
冷たくなったようなのは
いつからでしょう

A

夜がまだ 何か言っても
今日は もう
疲れてしまったようなんだ
触れたそばから 溶けていく
凭れた椅子も

B

さ、さ、咲けば笑え
せ、せ、せめて歌え
と、と、閉じた僕の部屋にも
どうか
その澄んだ声を届けて

S

なあ、行けよ
心燃やして ふらついた足取り
辿る 夢の通い路

束の間の
夢を手探り その顔も
覚束無いなあ、なんて
夏、が暮れていくわ

A

…あのね、
こんな夜には水浸しの夢を見るの
もう意味をなくしたドアを
彷徨って僕は探すの

B

と、と、飛べば、仄か
か、か、香る憂い
滔々、甘い涙溢れて
そっと
浅い春 嘘をついてよ

S

青い陽に 心浚して
僕の所へ 声を投げて
眩しいような、

朝の月
夜が明けても、まだ
君の夢を見ながら
溶けた夏に浸かっている

C

陽だまりに顔を映した
君はいま 無声映画の ヒロインになって ねぇ

朝の窓辺に 腰かける
君の面影 それだけが
僕の瞳を 焼いていく

S'

束の間の 夢から覚めて
幸せな 月が出ていた
眩しいような、

SS

なあ、行けよ
心燃やして ふらついた足取り
辿る 夢の通い路

朝の月
夜が明けても、なお
君の夢を見ながら
夏、が暮れていくわ

〜〜〜〜

まどのさん つもるほこりを
ふいたああ つきのひかりが
こんなにも つめたくなった
ようなのは いつからでしょう

よるがまだ なにかいっても
きょうはもう つかれてしまった
ようなんだ ふれたそばから
きえていく もたれたいすも

さ さ さけばわらえ
せ せ せめてうたえ
と と とじたぼくの へやにも どうか
そのすんだ こえをとどけて

なあいけよ こころもやして
ふらついた あしどりたどる
ゆめのかよいじ

つかのまの ゆめをてさぐり
そのかおも おぼつかないな
なんてなつ がくれていくわ

……あのね こんなよるには
みずびたし のゆめをみるの
もういみを なくしたどあを
さまよって ぼくはさがすの

と と とべばほのか
か か かおるうれえ
と と あまいなみだあふれて そっと
あさいはる うそをついてよ

あおいひに こころさらして
ぼくのとこへこえをなげて
まぶしいような

あさのつき よるがあけても
まだきみのゆめをみながら
とけたなつ につかっている

ひだまりに かおをうつした
きみはいま むせいえいがの
ひろいんに なって ねえ

あさのまどべに こしかける
きみのおもかげ それだけが
ぼくのひとみを やいていく

つかのまの ゆめからさめて
しあわせな つきがでていた
まぶしいような

なあいけよ こころもやして
ふらついた あしどり たどる
ゆめのかよいじ

あさのつき よるがあけても
なおきみの ゆめをみながら
なんてなつがくれていくわ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【作曲者募集】眩しい様な

「はかなしや枕さだめぬうたたねにほのかにまよふ夢の通ひ路」 一式子内親王

歌詞に七五調を取り入れました

閲覧数:177

投稿日:2019/11/14 15:39:23

文字数:1,233文字

カテゴリ:歌詞

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