■No.296

   天蓋サテライトロス

時間が止まった
天蓋の星降る街
目隠しピエロが手招きする

烏羽に隠れた
アズライトの蒼色が
私の瞳に言葉を零す

パスピエのステップで
踊る指の先は
煌めく星空のパレエド
いつか見た綺羅星に
手を伸ばし求め続けよう
それが幻だとしても

伽藍の箱庭
踊り手たちが手を振る
私の右手に宙が落ちる

足元に咲いてる
宝石の花弁だけを
踏み潰さないように
虚空へと踊り舞った

パスピエのステップで
踊る指の先に
煌めく星空 サテライト
たとえそれが偽物だったとしても
伸ばす腕は此処にあるから

パスピエのステップで
踊る指の先は
煌めく星空のパレエド
いつか見た綺羅星は
閉じた瞳の中に輝く
それが私だけのサテライト



天蓋
貴人(聖人)の寝台、玉座、祭壇、司祭座などの上方に設ける覆い。
「天は蓋(ふた)のように世界(地上)を覆っている」とするのが天蓋説である。
蓋天説(がいてんせつ)とは古代中国天文学における宇宙構造論の一つである。渾天説・宣夜説とともに古代中国を代表する天観である

サテライト
satellite(衛星)。「本体から離れて存在するもの」の比喩としてよく使われる。



■それが幻だとしても

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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天蓋サテライトロス

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投稿日:2021/02/20 18:24:20

文字数:533文字

カテゴリ:歌詞

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