蛇足のはずの
灯りを集めればそれは
本体さえ及ばない
華麗さを見せるの

凍り付く夜空
流れてゆく
星になれない光達の
長い旅がそろそろ
終わりを迎えるよ

何度も見上げてきたはずの夜空
初めて見た流れ星
一筋の光が描く
壮大すぎるアート
あの光が流れつくその先に
希望は満ち溢れてるの？
願い掛ける余地もない
ｍｅｔｅｏｒｏｉｄ

本当の星になりたくて
広い宇宙を
彷徨い続ける塵みたいだ
私もただのマテリアル

誰も気に留めず
誰も知らない
切ない思いがあること
教えてくれたんだね
遥か頭上の君よ

何度も見上げてきたはずの夜空
いつもと違うのは私が
絶え間なく流れゆく流星達の思いを
分かってあげられているということ
そして燃え尽きるまでを
地上で見届けているよ
ｍｅｔｅｏｒｏｉｄ　

朝になればもう見えなくなるけど
たくさんの軌跡描いて
燃え尽きてしまえば悔いさえ残らないなら
私もいさぎよく輝いて消える
神秘な光になるよ
もう怖気づいたりしない
ｍｅｔｅｏｒｏｉｄ