私事(わたくしごと)を申し上げると 本日も好調に
あなた様のお口に入るひと掬いに毒をば

朝にひとつ夕べはふたつ
暗い部屋で時計通りに
ナイフは重くて持てないし
おもちゃの銃はごみ箱行き

抱きしめる力もなく
ただ床の上に眠らせて
虚ろなるその目にああ
こんな常闇(とこやみ)を見せないよう

私事を申し上げると 本日はそう実は
あなた様のお口に似合う毒滴が底をつき
だましだましの目眩ましをも
差し上げられませんの
夢の世界へ逃がし続けた
目が醒めてしまいます

朝になって夕べになって
暗い部屋にふたつの呼吸
おぞましい肉の微笑みを
見えないところへ転がして
ほら 綺麗、綺麗
わたくしの他は

抱きしめる力もなく
ただ目も見れずに項垂れて
救えずにいるままなの
ただ闇に溶けて過ぎただけ
けれどなぜ変わらずに
ねぇ、美しく微笑むの
囲われたこの部屋に
ああ、暁を下さるのね

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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アカツキ

バクロウ様
【歌詞師様】暁に踊れ(仮)【動画師様募集】
http://piapro.jp/t/Z-1E

こちらへ応募用の詞です。
地下の部屋に監禁された二人のストーリー。

閲覧数:222

投稿日:2015/08/14 14:48:43

文字数:389文字

カテゴリ:歌詞

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