【サビ】
巡り巡りて　はや百歳（ももとせ）
移ろい行きて　世は変われど
縁（えにし）の繋ぐ　その歴史を
人は「愛」と呼ぶ

【A】
栄華極めし城も　兵（つわもの）どもが夢
時は無常過ぎ行き　今や石の街
風車（かざぐるま）たずさえて　歩く　単衣（ひとえ）乙女
幾千もの夏過ぎ　今はもうおらぬ

【B】
桜　紫陽花　桔梗に椿
同じ季節を迎えど　同じ花なし

【サビ】
巡り巡りて　はや百歳（ももとせ）
移ろい行きて　世は変われど
縁（えにし）の繋ぐ　その歴史を
人は「愛」と呼ぶ

遥かに遠い　あの日　ひとつ
灯った恋が　生んだ命
数多の戦　災い越え
今　君へ繋ぐ

【A】
そして今宵も誰か　歩く春の家路
荒城に花の宴　同じ月浮かぶ
照らされる現世（うつしよ）は　変われども
変わらず　母の腕では　今日も子守唄　ころり

【B】
蹄（ひづめ）が車輪　からくり仕掛け
けれど変わらぬ想いで　歌い続ける

【サビ】
巡り巡りて　はや百歳（ももとせ）
移ろい行きて　世は変われど
縁（えにし）の繋ぐ　その歴史を
人は「愛」と呼ぶ

遥かに遠い　あの日　ひとつ
灯った恋が　生んだ命
連綿（れんめん）続く　祈りを込め
今　君が受ける

【サビ】
巡り巡りて　はや百歳（ももとせ）
移ろい行きて　世は変われど
縁（えにし）の繋ぐ　その歴史を
人は「愛」と呼ぶ

遥かに遠い　あの日　ひとつ
灯った恋が　生んだ命
在りし日の歌　口ずさんで
今　君と歩む

君の隣に　いるのは誰？
その手つないだ　先に灯る
来来世世（らいらいせせ）へ　繋いでいく
君を「愛」と呼ぶ