A
夢を追う人が嫌いだった
夢を持つ人が眩しかった
「努力は必ず身を結ぶ」
この世で一番嫌いだった



A
悪夢からどうか助けてくれ
そんな声だって届かないの
飛び降りる勇気が一欠片
あればまた何か変わったかな


B
憧れて目指した場所
今はいないよ誰一人
独り残った暗がりに
光が刺しては眩んでる


S
あの頃は確かにあったんだ
僕にも目指す未来が
何一つ残りはしなかった
夢も希望も何もかも

普通に生きていたいだけなのに
上手くいかずに泣いてる
報われるだろうと祈ってた
何もしないで祈ってた



A
夢を追う人に今になって
羨望の瞳向けていたの
傷付くことには慣れていたんだ
傷付いたフリも上手でさ


B
憧れて目指した場所
今もいないよ誰一人
痛いくらいの光から
目を背けてる何時だって


S
最初から持っていなかった
目指し求めた未来は
今頃になって気付いたんだ
報われないと知ったんだ
救われないと思ってた
救われたいと祈ってた


SS
恨んで 妬んで 眩しい光を
足掻いて もがいて 手放した
そうやって どうしょうもない感情と
ずっと付き合ってくのだろう

ずっと、これからも
夢を追う人に焦がれるのだろう



A
ゆめをおうひとが きらいだった
ゆめをもつひとが まぶしかった
「どりょくはかならず みをむすぶ」
このよでいちばん きらいだった




A
あくむからどうか たすけてくれ
そんなこえだって とどかないの
とびおりるゆうき がひとかけら
あればまたなにか かわったかな


b
あこがれてめざしたばしょ
いまはいないよだれひとり
ひとりのこったくらがりに
ひかりがさしてはくらんでる


S
あのころはたしかにあったんだ
ぼくにもめざす みらいが
なにひとつのこりはしなかった
ゆめもきぼうも なにもかも

ふつうにいきてたいだけなのに
うまくいかずに ないてる
むくわれるだろうといのってた
なにもしないで いのってた



A
ゆめをおうひとに いまになって
せんぼうのひとみ むけていたの
きずつくことには なれてたんだ
きずついたふりも じょうずでさ


B
あこがれて めざしたばしょ
いまもいないよ だれひとり
いたいくらいの ひかりから
めをそむけてる いつだって


S
さいしょからもっていなかった
めざしもとめた みらいは
いまごろになってきづいたんだ
むくわれないと しったんだ

すくわれないと おもってた
すくわれたいと いのってた


SS
うらんで ねたんで まぶしいひかりを
あがいて もがいて てばなした
そうやって どうしょうもないかんじょうと
ずっと つきあってくのだろう

ずっと、これからも
ゆめをもつひとに こがれるのだろう