[手紙]

月並みな二文字を綴り 
考える これでいいのかと
型で固めた言葉でも
言いたい事 わかってもらえる?
君には常識があるので
逆にこれが分かりやすいのか
馬鹿にしている訳じゃないさ
一枚きり 真剣なのさ

ああ
伝えたいことは たくさんあるのさ
語るに尽くせぬエトセトラ!
でも
全部は言えない きれいな事だけ
君にも楽しんでもらいたい!

ああ 
切手の一枚 只のそれだけで
あなたのもとへ届くだろうか?
値段は足りる 住所も間違ってない 
それなのに
消しては直した私の思いは
空を飛ぶには重過ぎないか?
ふざけてないさ ただすこし怖いだけ
心配なんだ

騒がしい夜に目覚めたら
考える お洒落な結びを
背伸びの跡に気付いたら
似合わないと 笑ってもらえる?

言葉の裏の含みとか
そういうのは別にないからね
回り道せず届けたい
一回きり 真剣なのさ

ああ
くだらないことも たくさんあるのさ
轍に鉢植え、エトセトラ!
でも
全部伝えたい 欲張りだろうか?
私も楽しんでしまいたい!

ああ 
白羽の矢文を雲間に放てば
あなたのもとへ届くだろうか?
瓶を流せば?ゼロイチを連ねれば?
・・・わからない
常磐の碑文は 悠久の鐘は
掠れるまえに届くだろうか?
眠りの淵で 空想は空回る
わからないんだ

箒にまたがり 夜を飛び越えて
あなたのもとへ向かえたならば
名前を呼んで 目と目を合わせたなら
伝わるかな

絡まる気持ちがポストの周りを
ぐるぐる回り時は過ぎて
惑いの間にも 浮ついたイメージが
繰り返す
夢見の形を重ねてとび込む
入道雲は甘いだろうか?
水面の彼方 海鳥の行く先を
眺めてみるよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

[手紙](歌詞)

閲覧数:122

投稿日:2016/10/24 05:21:43

文字数:707文字

カテゴリ:歌詞

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