寒い寒い夜空の下
ひとりひとりギターを引く
誰も見向きもしない
周りの奴らは下を向く

早足に立ち去るなよ
聴けよ 聴けよこの声を
たましい削る この歌を

逢いたい人はいないんだ
恋人はギターだけなんだ
メンバーも集められなくて
ほんとはロックがやりたいんだ
悴んだ手はもう痛くてさ
足の感覚もなくてさ
クリスマスなのに一人て
歌う私を慰めて

白い白い空の下
焼酎片手に煽ってる
誰も見向きもしないギタリストより
こっちの方が目立ってる

世の中こんなに理不尽だ
集まるなら聴けよこの歌を
酒に焼けたやけっぱちを

会ってた人は消えてった
ギターもちょっと拗ねている
ひとりぼっちのロックほど
悲しいものはないんだよ
目の前はぐるぐるしだしてさ
それでもギターは引けてさ
真夜中の1人の
ライブを見てってよ

見てってよ

お願いだから
私を一人にしないで

ギターだけが全てだった
ギターだけが恋人だった
ひとりぼっちでも
こいつがいればいいんだよ
だから引き続けるんだよ
指が動かなくなるまでさ
心の炎が消え去るまで
引くんだよ
だから 聴けよ

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クリスマスと恋人とギター

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投稿日:2023/01/18 11:31:25

文字数:476文字

カテゴリ:歌詞

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