茜色染まる 夕暮れ時の道
君と並んで歩く いつもの帰り道

ふと振り返ると 夕日に染まり
オレンジに輝く校舎
ずっとあると思ってた 楽しい日々も
今日で最後 二度と戻れない

二人並んで歩く この坂道は
何年たっても変わらずに
私たちを見守っていた
表情一つ変えることなく
そっと頬をなぜてく 春待ち風に
私の髪が流れてく
変わるのは私たちの方
まだ見えない場所への旅立ち

見慣れたこの街 見慣れたこの景色
見慣れたこの横顔 明日からもう見れない

笑ったり 泣いたり ケンカもしたり…
いつでもそばにいることが
「当たり前」だとひとり 思い込んでた
「別れ」なんて ないと信じてた

別々に進んでく この交差点
また交わるかはわからない
でも自分で選んだ道を
後悔したくはないから
私は声をあげる いつも通りに
微笑みながら 「さよなら」と
その時君が見せた顔は
私の中に刻まれてゆく

「わからない」という漠然とした
不安は隠せない
だけど 誰もがいつか 通る道だから
負けない 逃げない そしてくじけない

流れてゆく時間は 一方通行
いつしか過ぎて 消えてゆく
この先に待ってる未来が
希望溢れると信じて…

そして いつかどこかで もう一度君の
横に並んで歩きたい
たとえどんな回り道でも
君のところにたどり着く
少し強く流れる 春待ち風が
私の背中を押してる
見えないエールに応えよう
「私は今も 君が好きです」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

春待ち風

昔作った曲の詞をリメイクしました。

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投稿日:2022/02/06 01:51:58

文字数:613文字

カテゴリ:歌詞

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