淡く甘く 刻を重ねた 艶を紡いだ夜は美しく
瞳閉じて 月に詠えば 光は満ちてゆく


あの日から 筆を置いてどれほどの時が過ぎたでしょう
貴方に詠む 文の残骸 移ろう心に色褪せて 

花の終り 名残惜しめば 袖に露を置いては崩れて
流る刻は 無情にも嗚呼 私を置いてゆく

「結びし紐を独りして逢ひ見るまでは解かじとぞ思ふ」
袖振る夜も在りし日々 ゆらゆらと果敢無くて

あかり灯し夜に呑まれて ひとり慰めれば夢現
月の雫 この手の中に 輝きを集めて 

淡く甘く 刻を重ねた 艶を紡いだ夜は美しく
瞳閉じて 月に詠えば 光は満ちて

花の終り 色褪せていても 袖に露を置いては崩れて
月の雫 この手の中に 輝きを集めて 

朝が来るまで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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月夜命

閲覧数:19

投稿日:2024/04/16 20:52:09

文字数:319文字

カテゴリ:歌詞

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