依然、世界は醜悪で、噎せ返る血と札束の舞踏
君は僕の手を引いた、香水が鼻に付く

「嗚呼」


不貞の眼差し、逃避行、望んだ結末とは違って
『現状』を隔離して、夕方の街へ消えてった

週末とサイレンの音が近づいて僕を嘲笑う
「終末の…何だっけ?アレは…」思い出す前に跨った

「『それから』は考えないで、今だけは私だけを見て?
 指を這わせた肢体の先、ぎゅっと抱き絞め殺してよ」


髪をかき上げる仕草、初恋のあの子によく似てた
歪な獣慾が「咬み殺せ」と耳元で鳴く


貞操の死期を悟っては、牙を向く夜の歓楽街
きっと終末の世界では君と僕だけが幸せで

「幸せかもしれないけど、でも、それは気持ち良いだけ」
君は笑って首を傾げ、ちょっと溜息を吐き出した

薄暗い部屋の明かり
窓に映る無粋な夜景
「次はちゃんとやれるように」そう願いながら押し倒す

「今だけは、今だけは私だけを見て?果てる瞬間の私を見て」
「愛を知らない僕だけれど、それに似た『何か』を歌う」
愛の形を教えてくれ、歪な愛のステップ踏んで
呻く様に謝罪をする
死期を彩る花が咲く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

死期彩 歌詞

歌詞らしいです、どうぞよろしゅう。

閲覧数:6,979

投稿日:2018/12/19 19:52:39

文字数:472文字

カテゴリ:歌詞

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