君が隣にいるときの 心拍数の増減を
グラフにしてみたならきっと 面白いことになりそうだな

君が隣にいないとき なんだって僕の心臓は
静かになったりざわめいたり どうも落ち着いてられないや
今すぐさ 会いたくて なんでもないのに走り出す
汗だくでついた駅前のロータリー コーヒーを飲む君
アスファルト照り返す 真夏の暑い衝動が
君の目を見開かせた 僕の目をこじ開けた
頭で考えるより先に 動いた手が
君の首筋の汗の 感触を頭に伝えた

君が隣にいるとき なんだって僕の心臓は
静かになったり速くなったり 座ってるだけで疲れるなあ
過呼吸気味に上を見て 上の空やめてって
君にムスッとした口調で 注意されて焦る
なにごとも ないけれど いつもどおりの町だけど
いつもよりなんだか明るく見える 日差しが強い
ガラスビル 映し出す 数キロ先の蜃気楼
映るかな 僕らの未来 覗き込んでタイムリープ
呼ばれて振り向くより先に 背中に伝う
君の微熱が なんだか愛おしく感じる

震える手 震える声 今日はこれでお別れ
もどかしい気持ち 喉で出掛かって
今日こそは
いつまでも いつまでも 引き伸ばされたような時間の中
僕の鼓動と違う 震動が胸に重なる
聞こえるよ 僕のじゃない音 ずっと続いてく音
死ぬまで聞いていられたらいいな
死ぬまで聞いていてもいいですか

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心臓の音

即興作詞大会

閲覧数:30

投稿日:2015/08/02 17:14:22

文字数:574文字

カテゴリ:歌詞

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