「ろうそくの火」


暗闇からそっとあなたを見つめていた
陽だまりのなかで
柔らかく微笑むあなたが綺麗だから

ろうそくの火が優しく照らすように
あなたが私に微笑むものだから
触れたくなった

暖かいぬくもりが指に触れると
そう、思った
触った、痛かった

あなたのぬくもりが熱くて痛かった
痛かった
辛かった
痛かった
私は、逃げたかった

暗闇の深い影からあなたを見つめていた
わからない
あなたは私に何をしたいのか

火で私を燃やすなら
もっと強くて大きい火がいい
魔女を焼き殺すような

でもあなたは「優しくしたいだけ」
と言った
じりじりと焦がしていく

あなたの優しさが私を
焦がして
焦がして
焦がれて
こんな生き地獄いらない

あなたの好意は、私には猛毒で
劇薬にはならない
薬にはなれない

燃やすなら潔く燃やして
それじゃなきゃ
どうすればいいのか
わからない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ろうそくの火

両片想いの片方が相手の矢印に気がついてるけど踏み出せない感じ。

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投稿日:2020/12/07 22:56:22

文字数:390文字

カテゴリ:歌詞

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