まるで 夢の終わりみたいなのね
まだ醒(さ)めたことも知らないようなままの世界
揺らめく 灯篭 藍色の雪
敗れた先の頽れた(くずおれた)花
一人歩き続けては 何処へ行くのかも
知らぬ振りした私(しおり)
ゆらり、あなたみたいな形したまやかしがいるの
まだ醒めたくないのね 悪夢
あの時別れたはずだったのに
世界はそれも分からないのね
ならば あなたの元まで道辿れるよう
忘れないように 枝折り(しおり)
響いた鈴の音 誘われて(いざなわれて)く
舞台はここで 終わりを告げる
世界、夢はもう醒めた?ほら起きる時間
私を呑み込む 死澱(しおり)
閉じていく視界 美しいままで
歪(ゆが)み 消えた 栞 またね
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