毎日帰ると笑顔で言った

「お帰り」

僕は 大きな声で返す

「ただいま」

帰るとくれた美味しいお菓子の味
貴女と食べた甘い団子の味 忘れたくないよ

名前を呼ばれれば
直ぐに会いに行ける距離なのに
面倒くさがって行かない時がある

「ごめんね」

貴女の居ない生活は 考えた事が無い
僕は貴女を困らせていたけど
貴女は僕の大切な人だと気付いたのは
貴女が居なくなってからだった

お昼寝に朗読に歌を歌って 遊んだ
楽しいのか良く分からなかったけど 笑っていた
ルールの分からない野球を見て騒いだね

だけど 貴女は 最後の顔を 見せてくれなかった。

「おばあちゃん」

僕の大好きな

「おばあちゃん」

温かい手をした

「おばあちゃん」

くしゃくしゃな手の

「おばあちゃん」

眉毛をマミゲと言う

「おばあちゃん」

病室で笑う

「おばあちゃん」

写真の中で笑う

「おばあちゃん」

貴女は揚羽蝶になり
皆を見ているのですか?
貴女はどこで
僕の事を見ていますか?

「おばあちゃん」

「なぁに?」

「おばあちゃんって僕の事を忘れない?」

「忘れませんよ」

夢に出てきてくれてありがとう ありがとう

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消えない記憶

一応試作?です

おばあちゃんの事を書いてみました。

ミクに歌ってほしいな

閲覧数:22

投稿日:2010/09/17 18:50:25

文字数:533文字

カテゴリ:歌詞

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