紅いサボテン

雪歌ユフとサボテンの曲です

歌詞：

ああ　この街に　咲く
あかい　ひとひらの花

泣きじゃくるの



ああ　この街に　咲く
あかい　ひとひらの花

僕がいるのに　なぜ泣いているの

冬におびえる　きみを包もうとした僕の
手を君は刺す

雑貨屋さんの片隅で　
ちいさな君と会った奇跡
まとう無数のしろい針は
まるで綿のみたいに可憐だった

ああ　この部屋に　
たたずむ　ひとひらの花
ああ　なぜ　ひとりで泣きじゃくるの

慣れない雪から君をまもろうとした僕の手のを
棘は刺す


遠くはなれた灼熱の大地から
クーラーのきいた狭苦しい（僕の）部屋
せめて外の空気をすわせてあげようと
窓辺においたサボテン

この一面にきらめく雪景色の中
あざやかに花開いた君よ

見知らぬ『白』から君を守ろうとした
僕の手を君は刺す

確かに　物言わ　ぬ君には解ら　なくとも仕方は無いけれど　
でも　毎晩語りかけた僕の思いぐらい
伝わってほしいんだ

ああ　この街に
咲くあかいひとひらの花
僕がいるのになぜ泣いているの？

冬に怯える君を守ろうとした
僕の手を　棘が刺す