A
傘の持ち方も知らないで
雨の日を 練り歩いてる
冷たい滴に撫でられて
なんとなく 息をしてる

B
賞味期限を待ってるの
定時の鐘を待ってるの
王子様でも会えるならいいのにね

S
月で踊ろうぜ 誰も知らない場所で
照らされて影になって 闇に擬態して
朝に背こうぜ 傷がつかないように
宝石に名前つけて 指を飾ろうぜ


A
夢の持ち方も知らないで
夢のこと 語られている
買うにも心がないからさ
響かない 音を探す

B
不気味な声を持ってるの
正しい色を知らないの
運命なんか探しても無いからね

S
花と踊ろうぜ 言葉も仕舞い込んで
消えたくて空（から）になって 宙に浮きたいね
星と落ちようぜ 夜を味方につけて
生きたいかわからなくて 今日を消費して


C
何回も 何回も 首を絞めてみる
こんなに楽に死ねるならいいのにな
消えたくて 生きたくて 石は濁ってて
このまま溶けてしまいたいと願ってる

S
月で踊ろうぜ 誰も知らない場所で
照らされて影になって 闇に擬態して
朝を騙そうぜ 傷がつかないように
今だけは悪くなって 心守ろうか

月で踊ろうぜ 本音も宙に撒いて
本性も化けの皮も どうでもいいって
月と踊ろうぜ 花も星もまとめて
消えるなら今夜くらい 僕と落ちようぜ