「ロジックガール」に於ける論理学の専門用語の補足説明
≪歌詞中にはない用語であるが、歌詞中にある専門用語を説明する前提として説明する必要があるものは()で囲っている≫


(命題
⇒真または偽のいずれかになる文を「命題」と呼ぶ)

(命題記号
⇒命題を表す文字のこと。「人」をAとするという場合のAがそうである。)

(排中律
⇒いかなる命題(平叙文)も真か偽のいずれかである)

ソフィスト
⇒弁論家、教育家の総称とされる。
偏見や思想を抜きという前提でも近現代では、「詭弁家」または「詭弁屋」と置き換えて呼称してもいいだろう。
≪「詭弁」については、「誤謬」の補足説明を参照してください。≫

俗語的呼称表現
⇒俗語の説明をすればそのまま理解できると思うので俗語についての補足になる。
俗語とは、教養として一般に扱われない言葉一般のこと。
例えば、「手」を「おてて」と呼称することが具体例である。

真理値
⇒命題が真であることを1、偽であることを0で表す。
真偽を表す1と0のことを「真理値(true value」または「論理値」という。
命題が真であることをT、偽であることをFで表す場合はTとFが真理値ということになる。

誤謬(Wikipedia参照しつつ補足しました)
⇒論理学における誤謬とは、論証の過程に論理的または形式的な明らかな
瑕疵(通常、一般的には備わっているにもかかわらず本来あるべき機能・品質・性能・状態が備わっていないこと。)
があり、その論証が全体として間違っていること。
また意図した論述上の誤謬は「詭弁」と呼ばれる。論証において、誤謬には「形式的」なものと「非形式的」なものがある。

蓋然性
⇒蓋然性の類語に「可能性」「確率」があり「可能性」は確率が0出ない限り存在するということ。
「蓋然性」は一定以上の度合いで起こりうるかどうかを示すときに用いられる。
「可能性」は真理値でいう、0か1か、あるいはTかFかが論じられ、中間的な度合いの高低がない。
「蓋然性」は「可能性」における0か1の場合の1であると仮定して、それが更に0に近いか1に近いかを論じる。
「確率」は蓋然性を数量的に表す場合に用いられるのである。
更に補足すると、「蓋然性」の対義語が「必然性」などである。
「必然性」は、真理値でいう1に必ずなり、0にはなりえないという意味合いになる。

周延
⇒形式論理学における命題がそこに含められる概念の外延全てに主張されていることである。
命題の一例を紹介すると「全ての人は動物である」においては、「人」は周延されているが「動物」は周延されていない。
わかりずらいと思うので更に補足すると、
〇人⇒動物(の一部) ×動物⇒人(の一部)
〇が周延されて×が周延されていないということ。

他方、「全ての人は植物ではない」においては、「人」も「植物」も周延されている。
人⇒植物と植物⇒人がともに成り立たないので、
〇人は植物ではない 〇植物は人ではない
となり周延されているとなる。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

「ロジックガール」に於ける論理学の専門用語の補足説明

私のオンガク作品、
「ロジックガール」
における専門用語の説明です。

あくまで歌詞に各用語を当てはめるにあたって最低限理解できればいいくらいにしか説明していません。
深く詰めていくと説明しようとする私が論理学自体にアナフィラキシーショックを起こして即死してしまうので、これくらいで勘弁してください……。

ゆるして……。(失神)

閲覧数:181

投稿日:2021/09/16 23:52:32

文字数:1,265文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました