S1
こんがしゃこんかん
こんがしゃこんかんぎーん
工場の朝は早く来る
こんがしゃこんがしゃこん
ぎーんがしゃん　ららん
羊を作りましょう

A1
何だかとっても
夢心地　ふわふわ
年に一日だけ
最高のお休み

誰もが寝室片づけて
小さい日向を用意して
笑顔で迎えるよ

B1
おもちゃ箱を
開いた少女
弾んだ声で
無邪気に報告
「友達が来るのよ」

S2
こんがしゃこんかん
こんがしゃこんかんぎーん
一人ずつに　できたて羊
こんがしゃこんがしゃこん
ぎーんがしゃん　ららん
今年もまた
がこんがしゃこんかん
こんがしゃこんかんぎーん
配り歩く　この日が来たよ
こんがしゃこんがしゃこん
ぎーんがしゃん ららん
不思議なお祭りだよ


A2
暖炉を見守る
羊たち　優しく
疲れも眠らせる
真っ白なぬくもり

リボンを巻こう
帽子を作ろうか
安らぎが溶けては
天井まで満ちる

B2
「大人になっても捨てないよ」
五個めの羊　抱えた少女は
小指で語りかけ

S3
こんがしゃこんかん
こんがしゃこんかんぎーん
綿を詰める工場員の
こんがしゃこんがしゃこん
ぎーんがしゃん ららん
腕も軽く
がこんがしゃこんかん
こんがしゃこんかんぎーん
羊たちの両目は丸く
こんがしゃこんがしゃこん
ぎーんがしゃん　ららん
外の世界眺める


C1
もしも
今日の夢の中
羊に会えたなら
何を打ち明けよう
今だけはもう
誰もが子ども


S4
こんがしゃこんかん
こんがしゃこんかんぎーん
淋しい風　吹く十字架に
こんがしゃこんがしゃこん
ぎーんがしゃん　ららん
祈り込めて　寄り添わせて
笑った

S5
こんがしゃこんかん
こんがしゃこんかんぎーん
王様も大臣たちも
こんがしゃこんがしゃこん
ぎーんがしゃん　ららん
ぬいぐるみを
がこんがしゃこんかん
こんがしゃこんかんぎーん
交替した工場員も
こんがしゃこんがしゃこん
ぎーんがしゃん　ららん
さあ　まっすぐ帰ろう


【譜割り・()は一音分】

S1
こんが(しゃ)こんかん
こんが(しゃ)こんかん(ぎーん)こう
(じょ)うのあ(さは)
はやくくる
こんが(しゃ)こんが(しゃ)こん
(ぎーん)が(しゃん)ら(らん)ひつ
じをつくりま(しょ)お

A1
なんだか
とっても
ゆめごこち
ふわふわ
ねんにい
ちにちだけ
さいこうの
おやすみ

だれもが
しんしつ
かたづけて
ちいさい
ひなたを
よういして
えがおでむかえるよ

B1
おも(ちゃ)ば
こをひら
いた(しょ)う(じょ)
はずん
だこえで
む(じゃ)きにほ
うこく
ともだちが
くるのよ

S2
こんが(しゃ)こんかん
こんが(しゃ)こんかん(ぎーん)
ひとりずつに
できたてひつじ
こんが(しゃ)こんが(しゃ)こん
(ぎーん)が(しゃん)ら(らん)こと
しもまた
がこんが(しゃ)こんかん
こんが(しゃ)こんかん(ぎーん)
くばりあるく
このひがきたよ
こんが(しゃ)こんが(しゃ)こん
(ぎーん)が(しゃん)ら(らん)ふし
ぎなおま
つりだよ


A2
だんろを
みまもる
ひつじたち
やさしく
つかれも
ねむらせる
まっしろな
ぬくもり
リボンを
まこうか
ぼうしを
つくろおか
やすらぎ
がとけては
てん(じょ)うまで
みちる

B2
おとなに
なっても
すてないよ
ごこめ
のひつじ
かかえた(しょ)
う(じょ)は
こゆびでか
たりかけ

S3
こんが(しゃ)こんかん
こんが(しゃ)こんかん(ぎーん)
わたをつめる
こう(じょ)ういんの
こんが(しゃ)こんが(しゃ)こん
(ぎーん)が(しゃん)ら(らん)うで
もかるく
がこんが(しゃ)こんかん
こんが(しゃ)こんかん(ぎーん)
ひつじたちの
(りょ)うめはまるく
こんが(しゃ)こんが(しゃ)こん
(ぎーん)が(しゃん)ら(らん)そと
のせかい
ながめる


C1
もしも
(きょ)う
ゆめのなか
ひつじにあ
えたなら
なにをうち
あけよう
いまだけ
はもう
だれもがこども


S4
こんが(しゃ)こんかん
こんが(しゃ)こんかん(ぎーん)
さびしいかぜ
ふく(じゅ)うじかに
こんが(しゃ)こんが(しゃ)こん
(ぎーん)が(しゃん)ら(らん)いの
りこめて
よりそわせて
わらった

S5
こんが(しゃ)こんかん
こんが(しゃ)こんかん(ぎーん)
おうさまもだ
いーじんたちも
こんが(しゃ)こんが(しゃ)こん
(ぎーん)が(しゃん)ら(らん)ぬい
ぐるみを
がこんが(しゃ)こんかん
こんが(しゃ)こんかん(ぎーん)
こうたいした
こう(じょ)ういんも
こんが(しゃ)こんが(しゃ)こん
(ぎーん)が(しゃん)ら(らん)さあ
まっすぐ
かえろう