「どうして身代わりが必要なのか」
一つ目は、婚儀が出来ないから
二つ目は、後見者が欲しいから
三つめは、あの土になりたいと幸福に囁くから?
「それには 男性が必要です」



 ずっと昔、三日月のあった頃
宿題をしに 夜に出かけたの
あの高い木が邪魔で 
少し背伸びしたの 空光る星を見つけた

知らない星は 赤と緑に光ってた
時々楽しい 音が聞こえるの
ねぇ君はそちらに居るの?

「ずっと昔からだよ」

ねぇ君はそちらに居るの?
ピピ、ピピ、ピピ……
少女と星の交信



17時には あの川の上
18時にはあの海の上
19時にあの屋根の上、
20時にあのビルの屋上から、

月も星も廻るよ
いつだって見ている
月も星も廻るよ
同じ速度で きっと








「姿をくらまして、少女たちは逃げました」
一つ目は、性別を偽りましょう
二つ目は、家族を偽りましょう
三つめは、あの神は 男神でなくてはと囁いたのです
「偽りと 少女を天秤に乗せました」



 ずっと昔、三日月のあった頃
宿題をしに 夜に出かけたの
あの赤い月は高い湿度で
ピピピピピピ… 光る星がほら

知らない星は 赤と緑に光ってた
時々楽しい 音が聞こえるの
ねぇ君はそちらに居るの?

「ずっと昔からだよ」

ねぇ君はそちらに居るの?
ピピ、ピピ、ピピ……
少女と星の交信



21時には あの山の上
22時にはあの海の上
23時にあの店の上、
24時私の屋上から、

月も星も廻るよ
いつだって見ている
月も星も廻るよ
同じ速度で きっと



「星はいつか落ちてくるの?」
わかっていた あれは速すぎる
でも ねぇ どうしたらいいの?



月には女神が住んでいる
ねぇ ねぇ 少女たちは 手を繋いで 笑う
大人たちの妄想(お遊び)は
もう 終わりにしよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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君の星のこと

閲覧数:47

投稿日:2024/04/12 01:26:42

文字数:770文字

カテゴリ:歌詞

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