哀感の波に流されそうな夏が来る前に
自転車を漕いで逃げ込めばいい 簡単だ
この街の静寂と束の間でも息ができたなら
出生のことなどなんてことはない
勝手に笑っているジョージ殿が鼻につくのなら
今日だって彼女は元気なのだろう ロウジー
透明な感情が出口を求め始めたなら
その時はペンを取るべきなのである
いつだって彼らはじっと考え続けているのだ
遠くのことでも身近なことでも
感情が暴走して傷ついて笑っていても
何も言わないで頷くのだろう
ただ漫然と日々を送るのをよしとしない僕らはもう
疲れ果てても足を止めないのだ
快晴とノスタルジーが胸に残ってしまうから多分
ずっと前からこの街が好きだったのだろう
「心象を疑わずにいつだって間違っている
こんなんじゃいつまでも変わらないまま」
そうやって抱いていた諦観に笑って見せたのは
夏に背を向けた街のあなたでした
「ただ純粋な気持ちだけで生きていけると思っているから
これからも今のまま僕のそばでいて」
今日も僕は彼らを傍に置いて歌を歌う
すぐにまた行こう 「ブラックスタブル」まで
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