雨が降る度に浮かぶ記憶
ずぶ濡れの君の言葉
「もう二度と会うことはないよ」と
瞳から溢れる雨

新しい雨靴を履いて
隣ではしゃぐ君は言う
「私は雨が嫌いだよ」と
とてもそうは見えやしない

お気に入り雨傘をさして
雨靴目で追う僕は言う
「僕だって雨は嫌いだよ」と
本当はそんなに嫌いじゃない

似た者同士だと思っていた
でも突然告げられた別れ

Rain...

雨が遠ざかる音とともに
君の足音も消えた
残されたのは雨の匂いと
鮮やかな靴の軌跡

雨傘に打ちつける雨の
不規則な音聞きながら
雨雲が覆う夜の街
一人歩き続けている

無意識に君の姿を探す
でも街は雨空にくすむ

Rain...

雨が降りしきる音に紛れ
君との軌跡も消えた
街を包むのは雨の音と
月を隠した雨雲

確か今日は満月さ
君と出会った日も
満月の雨の日だった
ふいに雨があがる

雨が晴れに変わってく空に
覗いた月の輝き
もう君に会うことはなくとも
忘れないあの雨の日
雨のたびに思い出す

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

雨月の別れ歌

閲覧数:89

投稿日:2017/05/13 17:59:20

文字数:433文字

カテゴリ:歌詞

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