1 「今日の天気は 全国的に晴れるでしょう」
  また嘘をついた 雨が降っている
  もうあれから 何日たったかな
  僕に『晴れ』は もうこない

  ほんの一瞬で 命が絶った
  僕の目の前で 君を失った
  何がいけなかったのか わからなくて
  何かしようと できなくて

  二人で育てた花は 枯れ果てて
  ときめいていた光は 折れ曲がる
  部屋にたたずむ 君の香り
  こらえていた涙が 頬を伝った

  天気予報を無視して 街中を水浸しにして
  心の中を表すように 雨を降らしていく
  嘆いたって 殴ったって 抗うことに意味はなくて
  泣いていた空の音は どんな音だっただろう

2 傘をさして 外に出た
  いつもそばにいる つもりだった
  君が消える 理由を探して
  僕が生きる 意味を捜して

  雨でぬれたアスファルト 水をしみこませ
  滴をはじく傘の音 一つとなって落ちていく
  嘆きをかき消すように 僕を守ってくれるように
  君だけを思って 生きていた

  雨の道を走りぬいて 頭をずぶぬれにして
  流していた僕の涙 共に消えていく
  病んだって 狂ったって 真実は変わらなくて
  叫んでいた雲の色は とても黒かった

  ああ 君といなくなればよかったな
  輪の先に花と笑顔が見える
  もう離れなくていいんだ
  君と永遠(いっしょ)にいられるんだ

  天気予報は一気に変わって 雲の間から日が差して
  命が途絶えたように 街中を光照らしていく
  生きたって 死んだって 君が消えたことに変わりはないんだ
  君が最期に見た空の色は とても綺麗だったろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Rainy

閲覧数:86

投稿日:2018/10/18 09:26:49

文字数:710文字

カテゴリ:歌詞

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