鏡よ鏡よ鏡さん
私の明日を教えておくれ
あの子の涙を拭っておくれ

「深夜零時に月は咲く」

一人、一人
孤独と生きた
二人、二人
心を許せる人ができた
美しいものをずっと見ていたいな
心地のいい音色を聞いていたいな

友達が欲しかった
唯一無二の友達が欲しかった
分かり合えずとも手を取り合える
そんな友達が欲しかった
だから私は自分で作ることにした
ものの数日でそれは完成した

私は彼に“ワルツ”と名付けた
ワルツは直ぐに壊れてしまった
彼自身が生きることを拒んでいた
私はとても悲しくなった
悲しくて、悲しくて、虚しくて
ワルツを抱えて泣き続けた

どこに居ても差別はある
形を変えて言葉を変えて存在し続ける
アイツが悪いコイツが悪いと
罪を増やし擦り付け合う
このままだと同じことの繰り返しだ
私達はきっと鏡を見る術を知らないんだ

春が来ても桜は咲かなかった
私たちはとても冷たい場所にいた
正直者がバカを見た
私もバカになる事を大人から強要された
この世界には悲しみが多すぎた
痛みが多すぎるんだ

ねぇ、答えてよ
世界で一番愛されている人
争いが消えても
どうして私達は涙を流すの?
地球人類全員が手を取り合えば
救われる命があるのかな?

一人、一人
孤独と生きた
二人、二人
心を許せる人ができた
美しいものにずっと浸っていたいな
心地のいい音色を奏でていたいな

深夜零時に月が咲いた
私達に光をくれた
柱時計の針は止まっていた
静寂の中で私は笑う
孤独と生きた私の隣には
愛しいアナタがいるから

(間奏)

鏡よ鏡よ鏡さん
あなたの願いを聞かせておくれ
涙の理由を聞かせておくれ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

深夜零時に月は咲く

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投稿日:2024/03/01 13:38:09

文字数:702文字

カテゴリ:歌詞

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