<A>
僕は言葉を忘れていく
ひとつひとつ いつかはキミさえも
キミは言葉を教えてくれた
ひとつひとつ 増えては減っていく



<A’>
ステッカーメモ埋め尽くされた
言葉の山 病室で眺めて
いつも泣き出しそうになるけど
キミが来ると 無理に抑え込んだ



<B>
キミが笑って 僕も笑った
言葉に介さない 幸せを知った
キミが泣いた 僕は黙った
涙も拭えない 悲しみを知ったんだ



<サビ>
思いの丈を声にしたいのに
僕はその言葉を知らない
ありきたりで偏屈な
「ありがとう」の言葉を



<サビ>
言葉も口に出せない僕は
この気持ちを言葉にできない
リンゴの皮剥くキミを
ただ僕は眺めてた





<A>
そろそろ耳も遠くなって
次々へと 言葉が掠れてく
「もう僕を忘れて」って書くと
キミは「馬鹿」って 言って飛び出した





<C>
キミが特別な何かでなくていい
僕だけの特別になってほしい、なのに
声を聴くことも キミと話すことも
名前読むことも 言葉の意味すらも
もう僕にはわからない、できないんだよ



<B>
僕は笑った 空も笑った
誰もいない部屋で 孤独を残し
僕は泣いた 枕は濡れて
飽き足りたふたりを 洗い流していく
ねぇ、もういいだろう?





<サビ>
キミは誰かの名前を呼んだ
もう息も辛くなる頃に
自分もキミの名前も
思い出せないけど



<サビ>
僕は口先だけ動かして
キミに伝えそこなったこと
今ここで伝えようか
たったひとつ 僕が 忘れなかった言葉
愛してる・・・愛してる・・・
愛してる・・・愛してる・・・
アイシテル・・・アイシテル・・・
アイシテル・・・アイシテル・・・
アイシテル・・・アイシテ・・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【GUMI】忘却インデックス【作曲者募集】

失語症の少年とそれを支える少女の話。
言葉を一つ一つ失う彼のいく先は・・・

閲覧数:427

投稿日:2012/08/01 07:17:48

文字数:734文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました