相対的愛とアイロニー 巡り巡る時間の中で
前方から誰か来ていた 春を売ったあの人だ
圧倒的淘汰なんだと 何度も言い聞かせていた
曖昧になるけど

先端から奥の奥まで 潰され続けていた人生
誰だって嫌にもなるけど 貴方には会えたからね
「覚悟は決まってるんでしょ?」 はにかんで貴方は話して
僕は頷いていた

簡単には逃げられない そんな事わかりきっている
それでも春を待つ貴方と 終末逃避行なんだよ
散々だと呪い続けて 嫌われ続けていたんだよ
貴方に会うまでは

「このまま逃げ出しちゃおうか」 僕を決心させたのは
貴方のそんな一言と 嘘みたいな笑顔一つだ
「こんな僕でいいのなら 喜んで連れ去ってよ」
楽しかったんだよ

狂おしいくらいだよ 今も、今だってさ
くだらなくないだろ ここにいるだろ
それでも貴方は 可笑しそうに笑って
「寂しくないのよ」

これが嘘だったら苦しすぎるから
剥がれないようにと笑い続けた
死ぬまでの間に 美しい春が見えるといいのに

反抗的態度なんだと 言われすぎてしまったから
結果こんな風になったよ 誰も笑わなくなったんだ
そんな僕の冗談にも いつだって笑ってくれるの
貴方のことは好きだ

貴方がなんだっていいんだ 春だって売ってもいいんだ
そばに置いてくれるのなら それ以上何も言わないよ
「お願いだ、離れないでね」 そう言うと貴方は笑うけど
不安になるんだよ

何も言いたくないから 貴方を抱きしめるの
僕を抱き返し貴方は 「こんなことなら」

そうやっていつまでも 僕を想ってくれるから
胸が苦しいや

「会いたい」のその先まで 連れ去ってみてよ
夢はもう叶わないけど また出来たんだ
「死ぬ前に見るのは 貴方が綺麗に泣く顔がいいな」

この先もいつまでも一緒にいたいけれど
ダメみたいだね
せめて覚えておいてね 僕は忘れないから

それも無理なのかな

一生このままでも別に良いと思えた
貴方のせいなんだよ 責任取って
本当に痛いなら 喚きながらでもさ
「進み続けてね」

血反吐吐いて生きている僕の人生は
こんなもんじゃないんだ 貴方といたい
そんなに綺麗に泣くなよ 死んじゃうみたいだ

真っ暗になった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

終末逃避行 歌詞

『終末逃避行』という曲の歌詞になります。

閲覧数:115

投稿日:2017/08/21 21:19:16

文字数:925文字

カテゴリ:歌詞

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