あこがれ、だった

 いつか憧れたモノは 記憶から抜けていた 一粒のピース
 繋ぎとめるものは脆く 差し出された手は切なく 憂いを纏ってしまう
 僕を創る幻想(かたち)と その記憶(あこがれ)のすべてを 消してしまわぬように 忘れてしまいたくない
 ああ、どうして忘れていたのかな どうして忘れちゃったのかな
 そんなの僕にきかないでよ 誰よりも知っているくせに 放たれた僕のスタートライン 追いつくための所謂道のり
 憧れていた そう、憧れていた……

 いつしか憧れていたあれこれは もう手にすることの無い 無くしたままのピース
 縛り付けるモノはなく 誰も見向きもしない 儚さを纏っていた
 僕の心には穴が 滴っている感情 壊れてしまわぬように 無くしてしまわぬように
 ああ、どうして覚えているのかな どうして忘れられなかったのかな
 そんなの僕にきかないでよ 誰よりも知っているくせに 見つからない僕のゴールテープ 終わり迎えるための結果
 憧れていた ねえ、憧れていた……

 どうして ねえ、どうして 僕はこんなにも 怯えているのだろう
 やりたくない 見たくもない 聞きたくもない 支配されたまま一生を生きる 都合の悪い記憶だ
 ああ、どうして忘れたくないかな どうして手を伸ばしてしまうのかな 見つからない僕の原動力 一歩踏み出す為の勇気
 憧れていた 憧れのままに

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あこがれ、だった

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投稿日:2024/01/27 21:13:05

文字数:592文字

カテゴリ:歌詞

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