待ちわびた夏が終わる
日差しの弱い八月の
人はまだ忙しげに
稼ぎ回る頃

僕もまた例に漏れなく
いそいそ歩みを止めずに
気が付けば時は過ぎて
町が闇に包まれてく

星が光る暗い道
こつこつ一人で歩く

冷たい風夜空の月
眺めながら思い出す
いつかの景色だけは
君と二人きり

声が詰まる僕のことを
真っ直ぐ見つめる君の
瞳がただ綺麗で
今もまだ色褪せない

時は過ぎ町も変わり
あの日の景色も記憶に
残るだけいつの日にか
薄れてしまうだろう

僕もまた大人になって
大事なものもできました
それでもあの日伝えた
言葉に悔いなんてないよ

いろづく町鮮やかに
いよいよ秋がはじまる

冷たい風夜空の月
眺めながら思い出す
いつかの景色だけは
君と二人きり

本当は君の答え
何となく分かってた
それでも君の姿勢が
僕は嬉しかったよ

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夜月の思い出

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投稿日:2017/09/09 01:32:34

文字数:364文字

カテゴリ:歌詞

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