《S1》
Lakshmi(ラクシュミー) 眠れないまま
広げる 羽根の 叫びが
聴こえて 腕を 伸ばすだけ

Like to see かなしきVeera(ヴィーラ)
こぼれた 無垢な 微笑みが
孤独で 曇る その前には


《A1》
アンニュイな 吐息を燻(くゆ)らせて
合間に 平淡な 遣り取りと
淋しい独り言
一つも 聞き取れ なくて

反駁(はんばく)は 求めていないので
大人に 従順な グレイさの  
無意味な処世術
正気も 陸(ろく)には なくて


《B1》
いい事尽くめの 世界は脆く
弱者でいるから 竦み上がって
ちっとも「善い」には 届かない
もっとも「悪し」にも 程遠い

聴きたい、聞けない 不満は残る
知りたい、知らない 秘匿の諸行
Shravana Mas(シュラヴァナ・マース)の 祈り込めても
きっと無心に なってはくれない

夢見て、早々 視界は眩む
想像、連想、幻想郷
Veera Lakshmi(ヴィーラ・ラクシュミー)の 微笑みは
そうして私に 向けられる

ああ、今は あの日の願いを 壊したい


《S2》
Lakshmi(ラクシュミー) 止まらないまま
溢(あふ)れる 音の 連鎖を
断ち切る 術を 教えてよ

Like to be 気紛れなら
私を 元に 戻してよ
孤独に 慣れる その前には


《B2》
言うこと聞かない 不要な彼我(ひが)と
言うに事欠いた 恨みに辛み
みっともないほど 我が儘で
にっちもさっちも 往かなくて

消えたい、消したい 凝(しこ)りは残る
言いたい、言えない 胸裏の苦悩
Shravana Mas(シュラヴァナ・マース)の 祈り込めても
純(じゅん)な好奇に 克ってはくれない

夢見で、朦朧(もうろう) 警鐘が鳴る
代償、心情、氾濫音
Veera Lakshmi(ヴィーラ ラクシュミー)の 微笑みは
どうして私に 向けられる?

ああ、今は 貴女の心を 知りたい



《S3》
Lakshmi(ラクシュミー) 眠れないまま
広げる 羽根の 叫びが
聴こえて 腕を 伸ばすだけ

Like to see 悲しきVeera(ヴィーラ)
こぼれた無垢な微笑みが
孤独で 曇る 前に掴むよ


《S4》
Lakshmi(ラクシュミー) 望みのまま
与える 慈悲の 欠片が
「助けて」 声を 落とすから

Lucky for me 愛(かな)しきVeera(ヴィーラ)
塞いだ 傷の 共鳴が
ふたりを 結ぶ その時には



以下ひらがな

ラク・シュ・ミー ねむれ(ない)まま
ひろげる はねの さけびが
きこえて うでお のばすだけ

ライク・トゥー・シー かなしきヴィー・ラ
こぼれた むくな ほほえみが
こどくで くもる そのまえに わ


アンニュイな といきおくゆらせて
あいまに へいたんな やりとりと
さびしいひとりごと
ひとつも ききとれ なくて

はんばくは もとめていないので
おとなに じゅうじゅんな グレイさの  
むいみなしょせいじゅつ
しょうきも ろくにわ なくて


いいこと づくめの せかいわもろく
じゃくしゃで いるから すくみあがって
ちっとも いいにわ とどかない
もっとも あしにも ほどとおい

ききたい きけない ふまんわのこる
しりたい しらない ひとくのしょぎょう
シュラヴァナ マアスの いのりこめても
きっとむしんに なってわくれ(ない)

ゆめみて そうそう しかいわくらむ
そうぞう れんそう (げん)そうきょう
(ヴィー)ララク シュミイの ほほえみわ
そうしてわたしに むけられる

ああいまわ あのひのねがいお こわし(たい)


ラク・シュ・ミー とまら(ない)まま
あふれる おとの れんさお
たちきる すべお おしえてよ

ライク・トゥー・ビー きまぐれなら
わたしお もとに もどしてよ
こどくに なれる そのまえに わ


いうこと きかない ふようなひがと
いうにことかいた うらみにつらみ
みっとも ないほど わがままで
にっちも さっちも いかなくて

きえたい けしたい しこりわのこる
いいたい いえない きょうりのくのう
シュラヴァナ マアスの いのりこめても
じゅんなこうきに かってわくれ(ない)

ゆめみで もうろう けいしょうがなる
だいしょう しんじょう (はん)らんおん
(ヴィー)ララク シュミイの ほほえみわ
どうしてわたしに むけられる

ああいまわ あなたのこころお しりたい




ラク・シュ・ミー ねむれ(ない)まま
ひろげる はねの さけびが
きこえて うでお のばすだけ

ライク・トゥー・シー かなしきヴィー・ラ
こぼれた むくな ほほえみが
こどくで くもる まえにつか む よ


ラク・シュ・ミー のぞみのまま
あたえる じひの かけらが
たすけて こえを おとすから

ラッキー・フォー・ミー かなしきヴィー・ラ
ふさいだ きずの きょうめいが
ふたりを むすぶ そのときに わ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

LAKSHMI

http://piapro.jp/t/cFMy より

Lakshmi女神の八側面の一人である、Veera Lakshmiを中心にしています。Veeraは「困難を乗り越える精神力や勇気を授ける」女神ですが、これは困難を課すってことだよなと私は思いまして、そのように話を組んでおります。

Shravana Mas(シュラヴァナ月)はヒンドゥー教で五つ目に数えられる月で、もっとも神聖な月の一つとされています。ラクシュミー女神にとっても、この間にある金曜日は特に吉兆といわれています。


ひらがなの()は一音で読ませた方がいいかなと思うところですが、あまり自信はないです。

前ページの説明文に解説とは呼べない要らない語りがあります。よかったらどうぞ。

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投稿日:2015/08/31 02:30:23

文字数:2,094文字

カテゴリ:歌詞

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    ご連絡差し上げるのが遅れて申し訳ありません。
    選考の結果、今回はつきふみさんの作品http://piapro.jp/t/LaSfを採用とさせていただきました。
    語彙力に富み、テーマに沿ってリサーチをしっかりしているなという印象を受け、大変悩みました。
    また機会があれば、是非ともご参加していただきたい所存です。
    今回のご応募、大変ありがとうございました。

    2015/09/03 09:56:43

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