『おらがまち』

通り雨の匂いの残る路地裏は
靴音一つ やけに響く
リコロと勝手に名付けた野良猫は
あくびをしながら睨んでまた眠る

曲がり角にあった駄菓子屋のおばちゃんは
半年前に亡くなりました
二十年前通った学校は
今年廃校が決まったよ

私このまちを愛せない
私このまちを愛せない

前を走る初心者マークの軽トラも
無人駅へと向かうのかな
カッコつけた洋楽のMDは
多分部屋をあさればあるだろう

信号機は急ぐときほど赤になり
少し遅れて着いた駐車場
眠そうな子供と手を繋いでる
スーツ姿の君がいた

私このまちを捨てたのに
私このまちを捨てたのに

私このまちで産まれたの
私このまちで育ったの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

おらがまち

閲覧数:23

投稿日:2024/02/29 18:38:56

文字数:301文字

カテゴリ:歌詞

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