[オーガストダイバー]

冗談を言っている間に夏が過ぎていて
遠く並ぶビルは眩しい
坂の上ペダルを回す脚は小麦色
失われた七月 どこへ消えたのか?

幾つものユートピア かわし彷徨う鳥の
尽き果てぬその訳を 想ってみても 分からない

ダイバー 八月の熱に 
ダイバー 背中で応えて
水平面を丸く切り取る飛沫の羽根
ダイバー 陽炎をくぐり 
ダイバー 空気を吸い込む
今日よ どうか赦し給えよ 僕らのこの安寧を

情熱は灯の如くに日々に飲み込まれ
散乱して今や久しい
陸、海、空、 世界を巡り クライスラーのビルを超え
遠くいつか ある時 戻り来たるのか?

遥かなるユートピア 見つめ漂う僕の
流れ行くその先を 想ってみても 分からない

ジャンパー 望めば叶わず 
サーファー 忘るれば来たる
二進も三進 手綱も千切れた有限の日々
スイマー 倦怠を泳いで 
フローター いつも見た場所へ
瞳を閉じて 僕は跳び込む 深くどこまでも深く

不可逆のユートピア 未だ知ることはない
聴き鳴れた鐘の音で またも心は 騒ぎだす

ダイバー 呼吸を数えろ 
ダイバー 一分一秒を
全身体に焼き付けながら 今を生きろ!
ダイバー 瞬間を刻んで 
ダイバー 水底へ落ちる
明日よ どうか赦し給えよ 僕らのこの安寧の時を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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[オーガストダイバー](歌詞)

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投稿日:2016/10/24 06:08:16

文字数:553文字

カテゴリ:歌詞

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