A

遠くの夢を見たくて 溺れるみたいに眠って
出来るだけ深く 深く沈めて

A

象る 午前七時を
象る 生まれた日のこと
象る、大事な 遠い記憶を

B

昨日のこと 一つ 思い出せるかい
空は 端正に流れ出す

S

誰かの頭の中
群像に成り下がった私は
「冬の雲は、近いな」なんて思い
立ち尽くす

A

帰りの車の中で 聞いたあの音楽
大切な人の 大切な声

A

大人になるよりずっと 先に消えてしまいそう
かきけして早く あなたの声で

B

「明日のこと 何か 思い出せるかい」
わたし 帰れない 帰らない

S

誰かの頭の中
群像に成り下がった私は
私の中、許すのは私だけと
知っている

C

いつかはぼやけて うすれていくでしょう
君の顔も 僕の顔も
どうにもならないと分かっているでしょう
冬の向こう 星が降るよ

冷たい風が吹く
少し色づいていた

S'

誰かの頭の中
群像に成り下がった私は
こうも街に 立ち尽くしたまま
足が竦む

SS

誰かの頭の中
群像に成り下がった私は
遠い夢を見ていたようで 醒めた
視界 定まるよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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群像

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投稿日:2021/01/20 11:00:06

文字数:479文字

カテゴリ:歌詞

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