数えきれないものを失ってここまで来たよ
逃げ出したあの誰もいない街にひとり歌うよ

遠くから君ひとり来たの?
くしゃくしゃな幸せの地図広げて
ここはもう何もないんだ

昔はね ここも人がいたよ
誰しもが「夢」に「心」を翳して
私は何もないんだ

涙を流し
争い合い
愛し合ったり
それを人の「心」と呼ぶのでしょう?

「こんなに悲しい世界じゃ心と呼ぶものも失くなってしまうから」
君は呟いてた
「心」を知らずに生まれてきたこと
それがただ寂しかったんだ

数えきれないものを失ってここまで来たよ
温かい人肌とか零れる一雫がほしいよ

君はなぜただ泣いているの?
色褪せたボロボロ世界見つめて
気付けば手を握ってた

信じ合えたり
裏切り合い
笑い合ったり
それを人の「心」と呼ぶのでしょう?

灰色ノーサイド
国道バイパスへと架かる七つ色
瓦礫の街 センシティブメランコリー
昔々 神様さえも見捨てた世界に
命拾いのアンドロメダ
何故だろう?
胸が苦しいよ

武器を取った人
亡骸を抱いた人
救われた人
みんなみんな 君も泣いてた

「心が痛くなること」
「心が愛したもの」
「笑うこと」
「泣いたこと」
「生きること」
「死んでくこと」

こんなに悲しい 寂しい気持ちが
この胸に宿って零れ落ちた雫
ずっと云いたかった
「心」がほしいと歌っていたこと
それこそが「心」だったんだ

錆び付いたまま
とうの昔に動かない
アンドロイド

「さよなら」に零れ落ちた
もう涙だけが止まらないよ

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はじめから心はあったんだ

戦争と人の心をテーマにした歌詞です。

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投稿日:2020/01/11 00:38:35

文字数:665文字

カテゴリ:歌詞

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