いつか見た彼方の光
僕を照らし出さなくてもいい
柔らかな花びらを開かせたら
どうか彼女を曝け出して

軋む音を立て眠れる苗床より
流れ落ちた滴 伝い 咲き誇れば

君の笑う声を最期 遺したまま閉じた瞳
明日の来ない僕は闇のなか
ただ永遠の夢を見続けよう

土の下で白く骨に成る

霞む空 滲む幻
僕ら虚ろな時を刻んで
儚げな灯火は消え失せてく
そして幻想を暴き出して

君の嘆く声を最期 遺したまま閉じた命
光のない永久の静けさに
さあ幽玄の夢であり続けよう

朽ちて果てる僕の身へ 絡みつくその手に
仮初めの絆と鎖を繋いで
埋もれていく桜の道 閉ざしたまま続く夜を
彷徨う君と僕 沈みゆく
ああ月詠う罪に溺れている

ただ永遠の夢を見続ける

遥か望む彼方の光
君を照らし出さなくていい
狂おしい花びらを舞い散らせて
堕ちる桜を抱き締め 眠る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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幻月夜の桜狩り

桜の木の下に埋められた男
埋めたのは君かそれとも桜か

狂気系です

閲覧数:221

投稿日:2016/03/12 17:11:36

文字数:372文字

カテゴリ:歌詞

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