「カンパニュラの花束を」
【1A】
「嗚呼、僕は何してんのだろう…」と
ぼんやり問う
一人で見上げる白
濁ってゆく
【1B】
ただの日々がこんなにも愛しいと
感じたのは、もう戻らないから
【1S】
最後に贈るよ
カンパニュラの花束を
言葉には出来ない想いに
気づいたなら…
もう一度 たった一度でいい
笑顔を見せてほしい
近づく長い長い夜を
越えて往ける 希望だから
【2A】
遠くで鳴る鐘の音(ね)
夜明けはもうそこまで
すぐそば聞こえる
寝息にホッとする
【2B】
朝の陽射しこんなにも嬉しいと
感じるのは、もう終わりがそこに在るから
【LS】
最期の時には
カンパニュラの花束を
君に似た 優しい薫りに
包まれたい
もう一度 あと一度でいい
ぬくもり 抱きしめたい
冷たく、暗く、永い夜を迎え
生まれ変わる
その時まで
どうか…灯火(とうか)消えないで
カンパニュラの花束を
現在制作中のオリジナル楽曲の歌詞です。
数年ぶりに自身で作詞してみましたので、ご感想・アドバイス等頂けると嬉しいです(*‘ω‘ *)
イメージとしては突然の病、余命幾許もない主人公が自身と恋人にあてた歌詞です。
カンパニュラは花の名前で、花言葉は「感謝」「思いを告げる」です。
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