読みかけの本を閉じ、バスに乗る迄。
味気ないこの日々も、持ってくよ。
雨は過ぎてく。

不変的帰り道の、帰り方を教えて。
喧騒は遠く。
流れてゆく街並みの、忘れ方を教えて。
答案は白紙のままで。

傾く窓辺に些細なにわか雨。
赤を裂く夜が嫌に鳴いて。
暮れる記憶も思いも、手放したら、また明日。
通り過ぎていく。


不変的帰り道の、帰り方を教えて。
憧憬が滲む。
正しいという歩き方と、終わり方を教えて。
終点は最果ての先。

傾く窓辺にもたれて夢を見る。
書き留めた夜から目を背けて。
湿気る記憶も、銃と億その後の静寂も通過して。

形にならぬその規律(きまり)を、破いて!壊して!正して。
轍に残るこの僻みを、隠して。これで、愛せるかな、な。な?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夕暮れ急行最果て行き

music by.ざんぎ

閲覧数:927

投稿日:2023/02/01 16:45:30

文字数:326文字

カテゴリ:歌詞

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