1月だから
春の香りもしなくて
染まらない緑が空を迎える
雲の隙間で
白い太陽が低く
今日のこの寒さに温もりを溢した

寂しさは
まだ感じられない
冬の日
それでも
乾いた手に
白い息をかける

明くる日も
明くる年も
変わらずそこにある
大地がまわる
いつまでも
同じ人を乗せて
空を見る
私もここに

1月だから
12月とは違って
輝かしい夜の光は隠れて
雲が切れずに
光を閉ざす
その下(もと)で松が飾られる

寂しさは
まだ感じられない
冬の日
それでも
肩の上に
布はかかる

明くる日も
明くる年も
一年経てば
次が訪れる
いつまでも
同じ人を乗せて
空を見る
あなたもここにいる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

春の香り

1月1日に書いた歌詞です。人との出会いと別れとか、季節は変わらないのに1月になった途端にがらっと変わる雰囲気の不思議さを書きました。


2月9日:
いるがせ様に曲を付けていただきました。ありがとうございます。
【オリジナル曲】春の香り【ONE】 https://mqube.net/play/20200209277925

閲覧数:185

投稿日:2020/01/12 12:36:28

文字数:296文字

カテゴリ:歌詞

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