「好き」「嫌い」の物差しで
測りきれなくて
もーいいかーい？
月の果てのその先へと
飛ばせ　飛ばせ
君が渡したヒミツ

指の先で示していた星の名前
勝手につけて自慢げな私も
好きでいてくれたらよかった
足をとめて見上げていた
夜明け前に「会いに行くよ」と
滲み出た、笑顔を
隠している

去年壊した、ラジオ抱えて
何処へだって行ける気がした
隣に君がいるだけで無敵な気がしたんだ

なれないと分かってても
なりたい理想の自分
どーこだーい？
月の果て、その先まで
探せ、探せ
君とロケットダイヴだ！

「好き」「嫌い」の物差しで
測りきれなくて
もーいいかーい？
月の果てのその先へと
飛ばせ　飛ばせ
君が渡したヒミツ


通いなれた踏み切りの前
木立の唄、響いた夜に覗いたら
行き交うふたつの星に、呼びかけていた
叶わないと知りながらも
願うたびに感じた心
どーしたらいいのか、を
教えてほしい

鼻唄混じり、世界の色を
私好みに変えてしまえ
君と二人でいけるなら
夜明けも確かめましょう？

背伸びして手を伸ばす
ぐるり、ぐるりと回る世界
砂糖菓子、詰め込んだ心ゆれる
君に、ビビッとなんです

「好き」「嫌い」のフラスコに
混ぜて、合わせて
もーいいかーい？
突き刺した、焼きましゅまろ
口に入れて空へ行き違う二人

去年壊した、ラジオ抱えて
何処へだって行ける気がした
君と私を閉じ込めた
月夜を振り切れたら


なれないと分かってても
なりたい理想の自分
どーこだーい？
月の果て、その先まで
探せ、探せ
君とロケットダイヴだ！

何者にすらなれない「わたし」
生きる居場所はどこだい？？
月の果て、その先へと
逃げろ　逃げろ
君と私のひみつ