ひざ下丈のスカート お行儀のいいブラウス
誰もがみんな「いい子だね」って ほめてくれるけど
街の風にふわり舞う プリーツのいちばん奥
まだ青白いままの果実が 息をしているの

純粋無垢なこどものフリで 微笑んでみせるけど
早くあなたに追いつきたくて この瞳は色を変える

 口に出せない想いをまとい 私は立ち止まる
 すました顔に隠した本気 見透かされてるような気がして
 短い影をふちどる夏の 陽射しが映すのは
 樹海の奥の泉にも似た 左目の碧(みどり)

校則(ルール)通りの制服 いつも上位の成績
オトナが描く理想の姿 キープしてるけど
ゴシック風味のチェスト 引き出しのいちばん奥
誰にも見せたことない秘密 隠し持ってるの

何も知らないこどものフリも 正直疲れるけど
素顔見せたら驚かれちゃう だからまだ内緒にしてる

 隠し切れない熱にうかされ いつしか夢を見る
 あなたの中でまどろむ私 私の中で目覚めるあなた
 夜更けのベッド その枕もと ランプが映すのは
 月の光の底ではじける 右目の紅(くれない)


まわりのみんなが おとなになるのを
遠くの世界のことのように見てた
ほんとは一緒に 背伸びをしたくて
震える爪先のまま踊ってる

 背中合わせの願いを抱いて 振り向くそのたびに
 真昼の少女 夜更けの娼婦 鏡の中の私は変わる

 口に出せない想いをまとい 私は立ち尽くす
 良い子の仮面 捨て去れたなら 今すぐそこへ駆け出せるのに
 微笑むあなた 何も知らない 瞳が映すのは
 秘めた感情(こころ)のままにきらめく アレキサンドライト
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Alexandrite

コラボ予定作です。

詳細は曲完成後に追記します。

閲覧数:129

投稿日:2009/12/02 10:23:54

文字数:682文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました