暁の空の下
佇む少女と十字架の群
恋人は土の下で
安らかな眠りにつく

黒い花の束を
無造作に握り締め
少女は笑みを浮かべ
哀れみの言葉を零す 「可哀想ね」

夕闇の空の下
佇むと少女と十字架の群
恋人は棺の中で
この世あの世を彷徨う

黒い花の束は
次第に朽ちて枯れて
少女は笑みを浮かべ
欺けの言葉を零す 「馬鹿馬鹿しい」


黒く染まる花と少女
浮かべる笑みは闇の溶け
零す言葉は赤く消える


生温い風が髪で遊ぶ
少女の零した言葉がか細く
妬みに塗れ欲に溺れ
烏と共に消えてゆく


黒く染まる花と少女
浮かべる笑みは赤く溶け
零す言葉は闇に消える
黒く染まる花と少女
あの花束は朽ちて消え
残るは少女と無数の十字架

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

花と少女

*。

閲覧数:87

投稿日:2012/03/05 13:41:43

文字数:315文字

カテゴリ:歌詞

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