海が見たいという君はもう
遠ざかる波みたいに消えた
ひとつ残らず伝えてくれて
最後にひとつ隠しただけで

あやふやな言葉が織りなす
確かな感情の渦巻き
めまぐるしかった世界に
今はもう潮は流れてない

心の奥から気持ちを引きずり出す
君は危険な鍵を持っていたの?
隙がある方が悪いだなんて
そんな悪役の台詞が似合ってた

ねぇ海はここにまだ有るよ?


虹が見たいという君はもう
再びの雨みたいに溶けた
ふたつだけのチケットを手に
最後になにも残せないまま

あたふたする僕を笑っては
仄かな感傷を掲げた
気がつけなかった世界は
今はもう傷を癒やせない

心の底から気持ちを見つけ出す
君は危険な瞳持っていたの?
隠さない方が悪いだなんて
いつも怪盗の台詞を口にした

ねぇ僕はここにまだ居るよ?


突き動かされるように背中を押す
君はいつの間に風と話が出来たの?
揺さぶられるように熱を帯びる
君はいつの間に空と話を付けたの?

まだ燻ったままの気持ちを叱るかな
まだ滞っている心を嘆くかな
この記憶が消されないように
忘れたフリしても君は気付くだろう

僕がどれだけ安心すれば良いんだろう


心の底から気持ちを見つけ出す
君は危険な瞳持っていたの?
隠さない方が悪いだなんて
いつも怪盗の台詞を口にした

ねぇ僕はここにまだ居るよ?

ねぇ僕はそこにまだ行けない
そう呟くと風のフリした君が笑う

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

パッシブセイフティ

閲覧数:81

投稿日:2023/06/18 17:43:02

文字数:601文字

カテゴリ:歌詞

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