【A1】
また 色を付けて芽吹いた
新しい生命が
空っぽの胸を締め付ける
汚れも知らず

【B1】
ゆらり 耳を撫でる 風の音に
ふわり 君の声が 滲んでいた
今日も

【S1】
さくら 咲き乱れる音に
春の訪れを知る旋律(メロディ)
やがて散ることも厭わずに
嗚呼この時を彩って

細く頼りのない指が
触れるそれだけで愛おしくて
僕のすぐ隣に君が
生きて居たことを想い出して

間奏

【A2】
また 空白を埋めるような
鮮やかな一片
空っぽの胸に敷き詰めた
傷を隠して

【B2】
ゆらり 何処へ行くの 風に吹かれ
ふわり 舞い上がって 遠くの地へ
消えた

【S2】
さくら 彩を失くして
いつか誰もが忘れ去って
それでも変わらず嫋やかに
僕のことを見下ろして

明日が訪れるその度
僕も終わりが近づくなら
たとえ儚い生命でも
此処に居たことを遺したくて

【C】
悴む手を 握りしめて
独り歩く並木道に

迷い込んだ あの日のまま
変わらない君の笑顔 嗚呼

【S3】
さくら 散る音を数えて
春の終わりを告げる旋律(メロディ)
『またね』 手を振って微笑む
花吹雪の中 君を見てた

―――――以下、平仮名(内は1音で2文字です)―――――

【A1】
また いろをつけてめぶいた
あたらしいいのちが
から ぽのむねをしめつける
けがれもしらず

【B1】
ゆらり みみをなでる かぜのおとに
ふわり きみのこえが にじんでいた
きょうも

【S1】
さくら さきみだれるおとに
はるの おとずれをしるめろ(でぃ)
やがて ちることもいとわずに
ああこのときをいろどおて

ほそく たよりのないゆびが
ふれる それだけでいとしくて
ぼくの すぐとなりにきみが
いきていたことをおもいだして

間奏

【A2】
また くうはくをうめるよな
あざやかなひとひら
から ぽのむねにしきつめた
きずをかくして

【B2】
ゆらり どこえゆくの かぜにふかれ
ふわり まいあがあて とおくのちえ
きえた

【S2】
さくら いろどりをなくして
いつか だれもがわすれさあて
それで もかわらずたおやかに
ぼくのことをみおろして

あすが おとずれるそのたび
ぼくも おわりがちかづくなら
たとえ はかないいのちでも
ここにいたことをのこしたくて

【C】
かじかむてを にぎりしめて
ひとりあるくなみきみちに

まよいこんだ あのひのまま
かわらないきみのえがお ああ

【S3】
さくら ちるおとをかぞえて
はるの おわりをつげるめろ(でぃ)
またね てをふうてほほえむ
はなふぶきのなかきみをみてた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

○【歌詞応募】さくら(仮題)

かぎしっぽ様の曲
https://piapro.jp/t/X64H
に応募させていただいた歌詞です。

毎年、桜咲く季節に『君』を思い出してしまう主人公をイメージしました。
切なくも、ちょっぴり前向きな気持ちを込めています

タイトルは変更OKです。
気になる部分は修正・調整いたしますのでお気軽にお声掛けくださいませ。

閲覧数:53

投稿日:2024/03/19 19:28:56

文字数:1,101文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました