貴方のことを知らないままで良かった
本当の私を見せる前で良かった
溢れた涙を手で掬う
暗い四畳半の部屋にTシャツの中で
泳いでいる私の力無い腕は
貴方を抱き締める為だけにあった

もうそんなことは忘れて
どうか楽しい夢だけ見させて

眠りについた藍色の夜に
恋をしていたこと忘れられれば
永い夢から覚めることもないのに
眠りについた藍色の夜に
貴方の寝顔を思い出して
"あぁもう嫌になるなぁ"

歌を口ずさんだ私に気づいて
貴方がそっと触れた頬は
どんな温度でどんな色してたの
いつだって私は貴方を知らなかった

海まで行こうと誘ったけれど
それもいつもはぐらかされていたなぁ

眠りについた藍色の夜に
恋をしていたことを忘れられれば
深い水の色に溺れたままでいられるのに
眠りについた藍色の夜に
貴方からのキスは数えるほどしか
なかったこと私の心は貴方だけの為に
存在(あった)こと
そのどれもが今嘘になる

心はどこにあったの
許されない嘘はいくつあったの
貴方の本当の笑顔は
それさえも分からない私に
貴方はいつから気づいていたの

眠りについた藍色の夜に
恋をしていたこと忘れられれば
永い夢から覚めることもないのに
眠りについた藍色の夜に
貴方の寝顔を思い出して
"あぁもう嫌になるなぁ"

あぁもう本当嫌になるなぁ

貴方のことを知らないままで良かった
本当の私を見せる前で良かった
溢れた涙を手で掬った後
"独りになっちゃった"

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

何もない藍色

"貴方の全部を知らないままで良かった"

閲覧数:90

投稿日:2019/05/19 09:14:02

文字数:621文字

カテゴリ:歌詞

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