1.気付けば変わらず そびえる灰の巨塔
誰も知らない 雲を貫いて立つ
その訳を
景色に溶けゆく 歪な存在を消して
その先は遥か 深い霧に消えてゆく

思考を忘れた 盲目の民は
見上げはしない あの蒼い空を
いずれ壊れる 悠久の時を経て
凍てついた鈍色は 何を見る

無くした問いは 追憶の回路に溶けて
虚構の 無限回廊に堕ちる
明日の光 道しるべは 共に奏でたあの旋律

2.螺旋階段 茨を掻き分けて進む
反響する吐息 薄灰の壁は冷たくて
ひび割れた 壁の光が足元を照らす
終点(おわり)にかかる 扉一つ先の真実

そこで見た景色は 季節を映すどんな空よりも 神秘的で
淡い光を放つ 粉雪のような
変わることのない 永遠に触れる

崩れ落ちる虚構は 音を立てて
誰にも知られることなく 無に還る
君と奏でた あの旋律は
遠い永遠となる

無くした問いは 追憶の回路に 溶けて
虚構の 無限回廊に堕 ちる
明日の光 道しるべは
共に奏でた あの旋律

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

灰の巨塔

虚構という名の幻。真実に辿り着いたとき見えるもの。

閲覧数:122

投稿日:2016/06/19 23:37:32

文字数:802文字

カテゴリ:歌詞

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