ぼくのかんがえたさいきょうのはつねみく
※勝手な設定↓
遠い未来、人類は滅んでしまっていた
・・・ただ一人の年老いた天才博士を除いて
博士は持てる知識と技術をすべてつぎ込み
一体のアンドロイドを作った
名を『初音ミク』
当初の目的は退屈を紛らわせるためだったが
ミクが歌を歌うと不思議なことが起こった
枯れ池に水が湧き、荒野は芽吹き、分厚い雲は散り太陽が顔を出したのだ
そして気が付くと博士は涙を流していた、これが一番衝撃的だった
故郷を失くし、友人を失くし、家族を失くし、人類すら滅んでも博士は涙を流さなかったからだ
一度堰を切った感情は博士の意志とは関係なく溢れ続けた
「退屈を紛らわすなんて嘘だ、本当は寂しかったんだ。本当は失くしたくはなかったんだ、、、もし過去に戻れるなら、、、!」
博士は持てる愛情と希望をすべてつぎ込み
一体のアンドロイドを育てた
ただのアンドロイドではない
不思議な歌声を持つ「ボーカルアンドロイド」
名を『初音ミク』
そして博士はミクの歌声を研究しついに
歌声のエネルギーによるタイムワープを可能にした
が、しかし博士の身体は
タイムワープに耐えることができないほど衰えていた
今はやっとバイオテクノロジーにより何とか生き延びているのだ
博士はミクにすべてを託すことにした
「過去に行き、その不思議な歌声で人類を、、、大切なものを救ってくれ、、、、、頼んだぞ
、、本当は寂しかったんだ、だから
もしまだそこにいるのなら、さいごにきかせてくれ」
―西暦2007年8月31日―
未来から初めての音がやってくる
コメント0
関連動画0
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想