1A
もう降らない雪の上 立ったままでいた
あの幼い姿の面影に 背を向けた


1B
かけら拾いあげて 集めても無意味なエントロピー
ならば 戯曲の幕を開ける この手で


1S
溺れるような 逆上せるような
夢を見させて 眠れぬ街で
とけて水底 沈んでどこへ辿り着こうか
流れる熱さ 冷めない この夜に



2A
また飲みきれないコーヒー 部屋に増えていく
未だ ぬくもりの残滓 振り切れず蹲る


2B
泣いて暮れて 感情反射 目が眩んだスノードーム
ペンを染め上げ 走らせていく 次編へ


2S
溺れるように 求めるように
息を吸い込み 声を殺して
とけて水底 沈んでどこへ落ちていこうか
熱に浮かされ 醒めない この夜に



3S
溺れたままで 逆上せたままで
夢を見たんだ 見知らぬ街の
とけて水底 沈んでそこへ 悲劇の乙女
こぼれた涙 拭うのなら


4S
溺れるような 逆上せるような
夢を見させて 眠れぬ街で
泡沫 踊って 沈んで水底 溶けてしまおう
流れる熱さ 冷めない この夜に

熱さ 忘れない 夜に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

【応募用】オフィーリア 歌詞

http://piapro.jp/t/ORaZ
歌詞募集をされているこの作品に歌詞を書かせて頂きました。
テーマは
「溺れる」
「水底」

大人っぽくなるように頑張ってみました。

シェイクスピアのハムレットに登場する溺死するヒロインのオフィーリアさんを参考に、楽曲を聴いたときに浮かんだ「溺れる」「水底」「寂しさ」のイメージを固めました。


前のバージョンで全部ひらがなにしています。
読み方の確認やボカロへの流し込みにご利用ください。

閲覧数:333

投稿日:2015/12/05 06:18:21

文字数:464文字

カテゴリ:歌詞

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